
昨日の出来事

朝食の時に寅婆が
「今日は命日だからお父さんの好きだった“おはぎ”を買いに行ってくるから」
あっ、忘れてた

…とばかりに仏間に行って、お線香上げて…ん??
父の亡くなったのは、ものすごい暑かった夏の日
えっ

寅婆はボケた??
「ねぇ、お父さん亡くなったの8月じゃん!」
「それは貴女のお父さんでしょ! 私の父は今日」
そうだっ、お祖父ちゃんの命日だったんだ
(まだ子供だった私は、その日の事はあまり記憶にないんです)
改めて聞いてみると
普通に仕事をし、帰宅後に我慢できない肩と背中の疲れ(コリ)で初めて近所の
鍼灸マッサージに行ったそうです。
マッサージ中に呼吸が苦しくなり、慌てたマッサージ師さんが近所の開業医の医師を呼び
そこで治療(注射)を受け、寅婆も走って行って…そこにいたのは苦しそうな祖父。
ともかく自宅に運び、別の医師に往診に来てもらい、
「もう少し様子を見ましょう。 薬を病院まで取りに来るように」 と医師は帰り
数分後、その薬を取りに行こうと玄関のドアを開けた時
姉の叫びに振り返ると、祖父の苦しそうだった呼吸は止まっていたそうです。
再度、駆けつけて来てくれた医師から「亡くなりました」と言われ
あまりのショックに、寅婆のそこから先の記憶は少し途切れているようです。
喘息など一度も言われた事がなかったのに「心臓喘息」って病名がついたようですが
急性心筋梗塞の発作だったのではないかと思われます(?)
だから、寅婆はマッサージが嫌いなんです。
あの時、マッサージに行かなければ自分の父親は死ななかったかもしれないと
今でも思っているかもしれません(私には言いませんが)
今だったら私に何か出来たかもしれない
今だったら、往診じゃなくて救急車だったのに
その時のマッサージ師さんの気持ちも考えると・・・。
マッサージを受けたから亡くなったのではなく、そこに行かなくても亡くなって
いたかもしれません。
ただ、
施術を受けた方が良い時しない方が良い時はあると思います。
せっかく来院して下さった方へ施術をお断りする判断力と勇気は、いつも持ち続け
必ず笑顔で帰っていただけるよう、努力を重ねて行きたいと改めて思いました。
62才で旅立った祖父の大好物だった“おはぎ”

ちょっと嫌な予感はしたのですが、やっぱり・・・夕飯は
“お は ぎ” 
ついでにデザートに“チョコレート餅”
ふつ~の夕飯の食後だったら美味しく食べられたのかもしれませんが


寅婆の、大量買い! 勘弁してよ~~~~~