先日、ある病院の救急処置室でのこと
高齢のお婆ちゃまが胸部の強い痛みで介護施設から担架で搬送されてきました

心臓病の発作の疑いもありすぐにCT撮影
※ここで、ちょっと⇒CTとMRIってどう違うの?って人の為に!
CTでは放射線を使うのに対してMRIでは磁力線を使います。
CTのほうが出血病変などに対する感度はよく、MRIでは脳梗塞や脳腫瘍の診断、後頭蓋窩(脳幹付近)の診断に優れます。
MRIでは骨が写らないので骨の異常などはCTのほうがよくわかります。
MRIでは磁力線を使うため、体の中に金属がある人は要注意でペースメーカーが入っている人はMRIを受けることはできません(ふむふむ、な~るほどネ)検査結果は心臓疾患ではなく別の疾患だったのですが、とりあえず(?)鎮痛剤の点滴
その最中にも強い痛みを訴えている患者さんの側にいた婦長さんが面白い!(方言まる出し)
婦長;おめぇ~なんだよぉ~~そんな見ずれぇ~格好で運ばれてきてよぉ~。
歩けねぇならよ~車椅子で来らっせ~よ!!見苦しいなぁ~~。
そんでもってよぉ~点滴してても足は動くずらに、動かしてみろ~~。
ほれ、膝を曲げてよぉ~~…そんで、時々は伸ばすのさ…そうやって動かしてねえと
動かなくなるぞ~。
<そして、婦長は自分で体操を開始>

婦長;肩こりもな、こうやって両肩を思いっきし上げて…う~~ん!って息を
止めて…そんで、フッって肩を下げて…。 おめえも時々やれよ~。
<2時間以上の点滴の間、何度も側に来ては過激発言…そして、点滴終了>
婦長;おいっ!帰っていいぞぉ~ よかったな~~。また痛くなったらこいよ~~!
来た時から何も喋らなかったお婆ちゃまが、ちょっと元気になって、帰る時に婦長に一言。
婆ちゃん;
おめぇ、さっきから、うるせぇなぁ~。 いっぺん、先生に頭ン中を見てもらえや!!
あの写真(CTの事)、よ~~く写るらしいからよぉ!
側にいた家族と数名の看護師、一瞬の沈黙の後で大爆笑でした。
お婆ちゃんに座布団一枚

しかし、ちょっと問題!
数日前もかなりの痛みがあり、処方されていた鎮痛剤を使ったのに、ほとんど
効き目がなかったので別の鎮痛剤にしてほしいと頼む家族に対して、医師の言葉は
「う~ん…既に8種類の薬を飲んでいるので、これ以上強い鎮痛剤は出せませんね」
数ヶ所の病院に通院し、血圧、心臓、喘息、認知症薬、利尿剤が2種類、胃薬、鎮痛剤
こ~んなに飲んでいるんです。
何年間もこれだけの薬を飲み続けていたら、どんなに健康な人でも病気になる事
間違いなし! 怖いですね~~